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国交省不動産情報ライブラリから、東京都23区の不動産価格データを取得する

Copyright © 2026GotoAI株式会社gooseプロジェクトに基く

検証環境

本事例の手順は、以下の環境で動作を確認しています。

  • Kari: バージョン 0.7.3 Windows
  • AI プロバイダー: OpenAI ChatGPT サブスクリプション
  • モデル: GPT-6.1 Sol High

作業の準備​

  • 左のナビパネルの「Web ブラウザ」を開き、対象のページを表示します。

URL: https://www.reinfolib.mlit.go.jp/realEstatePrices/

国交省不動産情報ライブラリの不動産価格検索・ダウンロードページ

  • このページでは「地域」「価格情報区分」「種類」「時期」を選んで検索し、結果を CSV でダウンロードします。23区×2種類の組み合わせを手作業で繰り返すと、条件の設定漏れや取りこぼしが起きやすい作業です。この繰り返しを AI に任せます。

AI に作業を指示​

  • 対象地域、価格情報区分、種類、時期などの検索条件を指定し、以下のように AI に作業を指示します。
AI への指示
今開いているページを起点に、CSVファイルを検索、ダウンロードし、一つのアウトプットCSVファイルにマージして保存する。

アクセス上の遵守事項
(1) ページ遷移の間隔は2秒以上空け、エージェントでの同時並行のリクエストは行わないこと。
(2) CAPTCHA、アクセス制限画面、エラー画面が表示された場合は、回避を試みず作業を中断し、その旨を報告する。

作業方針
(1) Browserツールを使用し、Web Fetchツールは使わないこと。
(2) ダウンロード以外の書き込み操作はしないこと。
(3) 地域では東京都23区、価格情報区分では全区部、種類では【土地と建物】と【中古マンション等】、時期では直近5年分に限る。
(4) 検索件数では最大10000件まで表示されるため、結果が途切れにならないように毎回確認する。

ファイル保存
(1) 今のセッションフォルダーで「不動産価格.csv」のファイル名で保存する。

チャット出力;ファイル保存に加え、チャットの返信本文に、箇条書き+表で出力
(1) 取得した検索条件の一覧表。ダウンロードできなかったものがあれば明記。
(2) 保存したファイルのパス/ファイルサイズ。
(3) 出典を明記(出典:国土交通省ウェブサイト、該当ページURL)。

AI に 国交省不動産情報ライブラリのデータ検索・ダウンロードを指示する

この指示の組み立て方には、次のポイントがあります。

指示のブロックねらい
アクセス上の遵守事項相手サイトに負荷をかけないよう、間隔と直列実行を明示します。CAPTCHA やエラー画面に遭遇したら回避せず中断して報告させることで、意図しない迂回操作を防ぎます。
作業方針使うツールを Browser に限定したうえで、検索条件(23区・全区部・2種類・直近5年)を確定させます。さらに (4) で10,000件の表示上限に触れ、上限に当たったときに黙って打ち切らせないようにしています。
ファイル保存区ごと・種類ごとに分かれたダウンロードを、1本の CSV にマージさせます。後続の分析を1ファイルで始められます。
チャット出力検索条件の一覧表と、取得できなかったものの明記を求めます。人の確認作業がここに集約されます。
注意

「ダウンロード以外の書き込み操作はしないこと」のように、AI に許可する操作の範囲を明示してください。検索フォームの送信以外の、意図しない書き込み操作を避けられます。

AI の作業結果をチャットセッションで確認​

  • AI は検索条件を区ごと・種類ごとに切り替えながらダウンロードを繰り返し、最後に1本の CSV にマージします。処理中は、ツールの実行状況がセッションウィンドウに表示されます。

AI の実行結果サマリーと区ごとの取得件数

この例では、次のことが報告されています。

  • 207,636件・28列をマージして保存した。未取得・ダウンロード失敗はない。

  • 保存先は 不動産価格.csv。

  • ファイルサイズは 41,172,692 バイト(約 41.17 MB)。文字コードは UTF-8(BOM 付き)。

  • 共通条件は、東京都23区・各区の全地区、価格情報区分は「不動産取引価格情報」「成約価格情報」の両方。期間は最新公開期を起点とする 2021年第2四半期〜2026年第1四半期(5年分)。

  • 続けて、区ごとの取得件数の表が出力されます。「土地と建物:件数」「中古マンション等:件数」「中古マンション等の取得期間」の各列で、どの区のどの種類を何件取得したかを1行ずつ追跡できます。

地域土地と建物:件数中古マンション等:件数中古マンション等の取得期間
千代田区2222,700全期間
中央区3599,046全期間
港区5495,020+5,2102分割※
  • この表で注目すべきは港区の行です。中古マンション等の件数が「5,020+5,210」、取得期間が「2分割」と報告されています。1回の検索では10,000件の表示上限に達してしまうため、AI が期間を2つに分けて2回取得した、という意味です。指示の「(4) 検索件数では最大10000件まで表示されるため、結果が途切れにならないように毎回確認する」が効いた箇所にあたります。

  • 左側のブラウザには、そのとき AI が操作していた検索フォームがそのまま残っています。地域「東京都/江戸川区」、価格情報区分の2つのチェック、種類「中古マンション」、時期「2021年第2四半期〜2026年第1四半期」、そして「現在の条件での検索結果:4,543件」。AI の報告だけでなく、画面上の条件と件数でも裏を取れます。

ダウンロードしたCSVファイルの情報を確認​

  • 左のナビパネルの「エクスプローラー」を開き、実際に保存されたファイルを確認します。本例では、セッションフォルダー「データ分析1」の直下に 不動産価格.csv が1件だけ保存されています。指示どおり、23区分が1本にマージされています。

保存された CSV ファイルの情報

  • ファイルを選ぶと、ファイル情報が表示されます。
項目表示
名前不動産価格.csv
場所C:\Users\user\データ分析1
サイズ39.3 MB
作成日時2026/10/13 16:41
更新日時2026/10/13 16:41
  • プレビュー領域には「このファイルは大きすぎて表示できません。」と表示されます。これは Kari のプレビューの制限であり、ファイル自体に問題はありません。次のステップでは、このファイルをプレビューではなく「データコレクション」から読み込んで分析します。
ファイルサイズの単位の違い

AI の報告は「41,172,692 バイト(約 41.17 MB)」、エクスプローラーの表示は「39.3 MB」で、一見食い違って見えます。これは単位の取り方の違いによるもので、同じサイズです。

  • 41,172,692 ÷ 1,000,000 ≒ 41.17(1 MB を 1,000,000 バイトとする数え方)
  • 41,172,692 ÷ 1,048,576 ≒ 39.3(1 MB を 1,048,576 バイトとする数え方)

AI の報告と画面表示を突き合わせるときは、換算後の MB ではなくバイト数で比べてください。

Human-in-the-loop のポイント​

AI に任せきりにせず、次の点は人が確認してください。

  • 10,000件の上限に当たった条件を必ず確認する
    検索結果が10,000件を超えると、画面に出ない分が生じます。本例では港区の中古マンション等が「5,020+5,210」の2分割で取得されています。報告表の「取得期間」の列を見て、「全期間」ではない行を洗い出し、分割の境界で重複や欠落が起きていないかを確かめてください。件数の多い区(港区、世田谷区、大田区など)が要注意です。

  • 合計件数を突き合わせる
    報告された207,636件が、区ごとの件数の合計と一致するかを確認してください。マージの段階で取りこぼしや二重計上があれば、ここで気づけます。

  • 最新期のデータは後から変わる
    対象ページの「留意事項」に、取引価格情報のデータ数はアンケートの収集状況により今後も変わる可能性があり、特に最新の期は翌期以降大きく変わることがあると明記されています。直近の四半期を含めて分析する場合は、取得日を記録し、結論をその時点のものとして扱ってください。

  • 「直近5年分」の起点を確認する
    「直近5年分」は相対的な条件です。本例では最新公開期を起点として2021年第2四半期〜2026年第1四半期と解釈されています。意図した期間と一致しているか、AI の報告した期間を読んで確認してください。

  • 文字コードを確認する
    本例の CSV は UTF-8(BOM 付き)です。Excel で直接開く分には問題ありませんが、他のツールやスクリプトに渡すときは、BOM の有無で先頭列の名前が変わることがあります。

  • 相手サイトの利用条件を守る
    アクセス間隔や同時実行数の指定は、依頼する側の責任です。対象サイトの利用規約・robots.txt を確認し、取得したデータの二次利用が許されているかを判断してください。

  • 出典を明記する
    取得したデータを資料やレポートに用いる場合は、出典(国土交通省ウェブサイト、不動産情報ライブラリ)と取得日を明記してください。

注意

使用する LLM により、読み取りの精度や出力の体裁が変わることがあります。件数の多い一覧は、元のページと突き合わせて確認してください。

参考資料​

本ページの手順では、例示のために以下の公開システムを利用しています。画面キャプチャは出所を明示した上で引用として掲載しています。AI が出力した件数の一覧および保存したファイルは、GotoAI が Kari の動作例として生成したものであり、国土交通省が作成・公表したものではありません。

  • 資料名: 不動産情報ライブラリ「不動産価格(取引価格・成約価格)情報の検索・ダウンロード」
  • 提供元: 国土交通省
  • URL: https://www.reinfolib.mlit.go.jp/realEstatePrices/
  • 閲覧日: 2026年10月13日
  • 利用条件: 同サイトの利用規約に従います。出典:国土交通省ウェブサイト(上記 URL)。
免責事項
  • 本サイトで引用した外部の情報は、Kari の利用例を説明するためのものです。それらの情報の正確性や最新性について、本サイトは保証しません。引用元の内容は予告なく変更・削除されることがあります。
  • 本サイトで示した AI の出力は、記載の検証環境で実際に得られたものです。ただし、その出力の正確性や有用性について、本サイトは保証しません。AI の出力は、使用する LLM や設定、実行のたびに変わることがあります。
  • AI の出力を業務に用いる場合は、必ず元の資料と照合し、利用者ご自身の責任でご判断ください。
  • 画面キャプチャは、掲載時点のバージョンの Kari で取得したものです。お使いのバージョンでは表示が異なる場合があります。
  • ウェブサイトからの自動ダウンロードは、対象サイトの利用規約・robots.txt の定めに従って行ってください。取得したデータの利用についても、利用者ご自身の責任でご判断ください。
  • 本ページで扱うのは実際の不動産取引価格のデータです。購入や投資の判断に用いる場合は、必ず元データと照合してください。
  • 引用元の各機関・団体は、本サイトおよび Kari と提携・推奨関係にはありません。